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梓夕子が『第5回さぎぬま桜まつり』で「春待坂」他を涙の熱唱


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 昨年7月にリリースした「春待坂」が全国各地に好評の輪を広げている梓夕子。
 4月5日には、神奈川県川崎市の東急田園都市線「鷺沼」駅前広場で開かれた『第5回さぎぬま桜まつり』に出演、来場者を楽しませた。
 当日は朝から生憎の天気だったが、梓の出番となる正午になると、それまでの雨が嘘のように上がり、青空から暖かな陽射しが降り注ぐ好天に。
 「私は晴れ女なんです」と、有名な駅前通りの桜にも負けない満開の笑顔でステージに上がった梓は、広場を埋めた家族連れや若者グループを前に「春待坂」からショーをスタート。

 梓には平成3年にデビューしながら、その後、両親の看病のために休業を余儀なくされた経験があり、「春待坂」はそうした梓の半生を、春の訪れを信じて坂道を行く人の姿に重ね、作詞の峰崎林二郎氏が書き上げたもの。タイトルは同氏の創作だったが、作品の発表後、同名の坂が「鷺沼」駅の近くにあることがわかり、しかも梓には以前、同地からほど近いところに住んでいたこともあって「深い縁を感じます」と、今年の”桜まつり”にもボランティアとして参加したもの。

 「三百六十五歩のマーチ」「北の宿から」「舟唄」「津軽海峡冬景色」「人生いろいろ」などお馴染みのヒット曲を歌って、来場者の拍手を浴びるうちに「市内に住んでいたので、この駅真の風景にも馴染みがあります。そんな景色を眺めながら、地元の皆さんのご声援をいただいていたら、明日を夢見て一生懸命頑張っていた自分の姿が思い出されて…」と声を詰まらせるシーンもあった梓だが、「頑張ってー!」と声が掛かるとすぐに笑顔を取り戻し、オリジナルの「心に愛を」や「春待坂」を情感たっぷりに披露。最後には会場中から鳴り渡る手拍子と共に「人生お宝節」を元気いっぱいに歌ってショーを締め括った。

 「歌はもちろん、梓さんの人柄が素晴らしい。是非とも『春待坂』をヒットさせて鷺沼の街を、みんなが集まる明るい街にしてほしいし、これからも末永く『桜まつり』に出演してほしい」と、地元商店会の築野千明会長も大いに期待を寄せている。

「春待坂」の作詞者・峰崎林二郎氏(右)、作曲者・宮下健治氏(左)と梓